EOSはキヤノンが1986年に発売し、マウントもFDからEFマウントに一新された。
ところが、このEFマウントをよく見ると、ニコンFマウントによく似ているのである。
マウント径、絞り連動、情報伝達機構、AF機構やマウントの取り付けの回転方向は確かに違っている。
しかし、ボディとレンズを固定する本来のマウント部分を見ると非常によく似ている。
- どちらも三つ爪であり、その角度がよく似ている。
- ボディのピンがレンズ側にさしてレンズの回転の止め、固定ピンの位置が同じである。
- ボディとレンズの同心精度を保つ形状が同じである。
- ボディ側のマウントの爪は少し奥まって設けられており、マウント面から爪まではきれいに円形に仕上げられている。
- レンズ側には上記の凹部にちょうどはまるような凸部が設けられている。
- レンズ側のマウント面に溝が設けられている。
- ボディ側の爪の裏にばねが付いていてレンズとの密着度を高めている。
ペンタックスK、オリンパスOM、ミノルタα、コンタックス等、他社のマウントも三つ爪であるが、上記の条件が揃う事はない。
2006/4/1追記
比較的新しいコンタックスN、フォーサーズのマウントもニコンFマウントに似ているようです。