frm AtoZ
fj.rec.models の FAQ (本編)
[Air] の章 (最終更新:1996/07)
Q:艶消しで色を塗った後にデカールを貼ると、そこだけ艶有りになってしまい
困っています。これを防ぐ、もしくは修復する方法を教えてください。
:基本的には、デカールを貼る下地は「艶有り」の方が良いのです。
で、その上にデカールの柔軟剤 (マークソフターなど数種類あり
ます) を使って、デカールをピッタリと貼るようにします。
じゃあ、なくなった艶はどうするかと言えば、これらの処理が全
て終わったあとでオーバコートすれば、統一した艶になるのでした。
簡単に行くなら、缶スプレーも出ていたはずです。
:まず、表面をぴかぴかに仕上げ、デカールを貼らないと、
シルバリングが出る可能性が高くなります。
その後、クリアーなどを吹き付けることで、
艶あり、艶消し等の表面処理を行うのが飛行機模型造りの
一般的なやり方です。
Airモデルの場合、スケールにもよりますが、
水性のオーバーコートでは少々、厚くなります。
また、白くカブる心配もあります。
寧ろ、クリアー8フラット2位で混合し、(当然、1対5位の割で
シンナーで薄めるわけです。また、クリアーを混入するのも、
白くカブらなくする為です。)
エアブラシで吹き付けると、白くカブる心配もなく、
綺麗に仕上がります。
Q:デカールの保護、艶ととのえのためにトップコートを吹きたいのですが、
機首の機種部分のフラットブラックのところをどのようにマスクしたらよい
でしょう。
実は、マスキングテープを貼ってみましたら、デカールが
はげちゃいまして、、、。 (T_T)
(a)
1. 全体にある程度の厚さでトップコート(半艶?)を吹く
2. 逆マスキングをかけて黒の部分だけあとからつや消しにする
くらいしかないんではないでしょうか?
マスキングテープには気をつけないと、デカールははげると思います。
粘着力を弱めてから貼るとかね。
モデラーズのゾルとか、フィルム系のマスクとかの方がいいかも..
(b)
:個人的な「趣味」ですけど、
私は全体を同じ艶で統一されることをおすすめします。
:それはそうかも。
私も実機がミリタリーカラーだと無視して全体のつやを合わせちゃいます。
#第一、面倒すぎる。
Q: 飛行機の模型って、艶あり?艶消し?
(a)
:48に限らず、軍用機は半艶の方が多いようではあります。
好みとジャンルによって様々でしょうけど。
# うるさいことを言うとキリがなくって。(^^;)
:ときどきいるのよね。うるさい人。(^^;
(b)
1/72くらいになると解釈の問題ですよね。空気遠近の要素とか入ってくるし。
Q: パイロットの人形を乗せるのと乗せないのと、どっちが主流です?
コクピット内部の精密再現が「ウリ」のキットが増えたせいでしょうか、パイ
ロット無しのキットがほとんどです。ただ、パイロット人形の根強いファン(?)
もいるようで、長谷川でもレジン製パイロット人形付きの限定キットが販売さ
れました。各種ガレージもあるようで・・・。
Q:キットの色指定に、FS36440 Flat Gull Gray といった具合のものが
ありますが、このFSというのはどういうものでしょうか?
FS は Federal Standard 595B Colors の略で,FSxxxxx は米国の連邦政府
が規定した色の規格で規定される番号を示します.
米軍の軍用機の色は FSxxxxx で示されることが多いようです.
番号の最初の桁が 1 = 艶有り,2 = 半艶,3 = 艶消しで,
2桁目の意味は次の通りです.
0 = 茶系 5 = 青系
1 = 赤系 6 = グレイ系
2 = アンバー系 7 = 白・黒・メタリック
3 = 黄色系 8 = 蛍光色
4 = 緑系
3桁め以降ついては、数字が大きいほど明るい(白っぽい)色になります。
FSxxxxx を一式揃えている塗料は,外国にはあるかもしれませんが,国内で
は見たことがありません.Mr.カラーや Solid Color のも,よく使われるもの
だけでしょう.めずらしい色だと,自分でカラーチャートを見ながら混色する
しかないと思います.
色そのものは,FS のカラーチャート (最近,一部の模型店でみかけます.
6400円もしました) を見るとか,ハンブロールのカラーチャート (印刷じゃな
くて本当に塗料が塗ってあるやつ.700円で買いました) に対応表があるので,
それで探せばいいでしょう.
========「スケールスピード」
机上に置いてある 1/144のF-15を眺めていて、
ふと気になって計算したのですが、このスケールで、スケールスピードを求めると、
Mach2.5は、どれくらいに値するか、わかりますか?計算して見てください。
Mach1=340m/sと仮定すると、なんと20km/hほどです。
紙飛行機位の速度なわけです。結構、驚きでしょう?
そんなんじゃ全然飛ばないじゃん?と思ったのですが、
重量のほうを計算して見ると(もちろん3乗で効きます。)
なんと全備重量30tが10gに相当します。ははあ、F-15って
偉大な紙飛行機だったんですねえ。納得納得:-)
ところで、南米には、時速80km/h 以上で飛ぶ蝶が存在します。(本当)
こいつの大きさを10cmとして全長20mのイーグルと同じスケールに
拡大すると、なんと驚き、Mach13に達します。
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